


有名な通潤橋に向かう水を分岐しているのがこの円筒分水。とても整備されていて見やすい場所にあります。高さが非常に低いほぼ地面の高さの円筒分水なので、見下ろす形で全体像が眺められて水の分割比率がわかりやすいので、円筒分水の目的からも理にかなってます。円筒分水を見ていると水流の速さと水量と深さからとても怖いと思う人がいると思うのですが、その点この円筒分水はとてもフレンドリー。水量が結構あるのにそういう感じが少なく、高さが低いので噴水的なイメージが強く、綺麗に景色に溶け込んでいます。
こちらの特徴として、吹き出した後の水面の高さが極端に違います。3枚目の写真がわかりやすいと思います。分割の比率が大きく違うのに出口の水路の幅がほぼ同じなため、受け入れる水量の差が出て高さが異なります。”円筒分水あるある”なのですがこれだけ顕著にわかる分水工も珍しいかと。
—– 探訪メモ —–
見学のためにかなり整備されています。円筒分水見学用のトイレがある駐車場もあり、そこから徒歩ですぐにたどり着けます。説明の看板もしっかり出ており、至れり尽くせりの円筒分水です。本文にもありますが近くには有名な通潤橋があり、そちらには道の駅も付設されています。